プロローグ
辺境の町「ウル」。
世界の均衡を司る4つのクリスタルのうち、「風」のクリスタルを祭る町。
だが、ある日突然世界を襲った大地震により、クリスタルは地中ふかくに没してしまう。
全ての均衡が少しずつ、崩れ始めていた。

4人の少年達は孤児で、村長であるトパパに育てられた。
あの地震以来訪れるものもいない、神殿跡。
4人は今日はそこに来ている。
ほんの度胸試し、のつもりだった。

風のクリスタルに選ばれ、その思いを託されるまでは。


私にとってのFFIII
FC版FINAL FANTASY III は、1990年旧SQUARE社から発売されました。
出会いは単純なものでした。
好きなイラストレーターの天野喜孝さんが絵を描いてるし、
FFってなんか有名だし・・・まあ、暇つぶしにやってみるか、といったものでした。

はまった。

そこに一つの世界を発見してしまったわけです。
グラフィックの鮮やかな緑、空や水の青い色、音楽、そして物語。
すべてが合わさって、一つの私が知らない世界を作り上げている。
そして、私はそこに参加することができる。

ゲームというと、作り事の世界じゃないかと言う人もいるかもしれません。
それでも自分が何かを感じることが出来たなら。
喜びや哀しみや、人の様々な感情が溢れてくるならば、
それは何にも勝ることでは無いだろうかと思います。
そして私にとってその価値観が当てはまるのは、ゲームと言う範囲に限るものでも無いけれど。
たまたま、FFIII というゲームが私にとってそういうものだった。

今のゲームと、技術面では比べものにはなりません。
しかし、そこで私が見た世界は、計り知れぬほどに大きい。
あの思いを少しでも、ほんの少しでも伝えることが出来たなら。
そう思い、模索しながら進んで行っている次第です。


FFIIIの緑について
プレイ時に、何が1番印象に残っているかと言われれば、
グラフィックの緑の鮮やかさ。
「うわあーホンモノみたい!」と思わず呟いた事を覚えてます(笑)
オオゲサタロウ?(笑)でも、本当にそう思ったんですよ。
特に春から夏にかけての植物が持つ、独特のきらきらしさ、鮮やかさが、現れてる気がして。
自分の描くFFIII の世界には四季があります(というか勝手にあることにしてます・・・笑)が、 それも、この緑に感激したとこから来てるんじゃないかなあ。


モンスターズ
攻略本を見返して見たら、IIIのモンスターって素敵なのが多いなあと改めて思ったり。
形は勿論、色の組み合わせも好きなのが多いみたい。
という訳でざっと印象に残ってるモンスターをあげてみました。

■アーリマン
あの色と形最高。ダントツで好きなモンスターです。
黄色の胴体にシマシマ靴下・・・なんてオシャレさん・・・!

■エキドナ
本当に気色悪いと思った。
あの色と身体のひねり具合プラス垂れ下がり具合に鳥肌立てたのを覚えてます。
顔つきも凶悪で良い。
あとキモかったのは、メデューサとかデスクローとか。

■ガルーダ
見かけはあまり印象に無いんですが
(上半身が鳥で下半身が人間というのを逆だと思っていた)、
攻略にひどく苦労したのを覚えてます。
舌がぺろりんと伸びてるのが、いかにも人を馬鹿にしている風で良いです。

■クムクム
見かけは不気味カワイイ系だと思うのですが、
デスをくらって全滅して以来、恐怖の対象に。
普段使わない魔法も使用、全力あげて倒してました(笑)

■暗闇の雲
美しい。迫力。

■ドーガとウネ
形云々だけでなく、ショックでした。

■ハイン
きらびやかさとヘタレさと。愛すべきキャラ(笑)
ゲームグラフィックの方では変更されていますが、
天野さんの原画では指輪が光っていて、それもとてもかわいいと思う。

■リヴァイアサン
モンスターではありませんが、本当に綺麗だと思いました。
透明感がすごいのな〜!形も流麗。いかにも水の幻獣にふさわしいなあと。


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