主役の黒スーツ＋ゆるめ黒タイ、十字架メリケンサック、怪しげな道具屋、アル中の神父、スーツな天使と悪魔。好き要素満載で、いろいろと自分の嗜好を再確認。

キリスト教的に知ってて当然なのか、それとも単に説明する気がないだけなのか、わからないシーンはそこそこあったんですけど、私はさっくり楽しめたな～。ただ、虫苦手な方は厳しいかもしれない・・・ちょぼちょぼ描写があるので。

ほなネタバレ。（というか萌え語り9割）

主役がかっこいいのはもうみんな知ってるから割愛。まあ絵になるんですわ。十字架バズーカもなんのその。個人的には食事のシーンで、なかなか食べずにフォークで食べ物つついてるシーンが好きです。単にセリフ言わなあかんので、口にいれるタイミングなかっただけかもしれませんが。あと革の紐靴。

登場人物の衣装が、いちいち好みドストライクだったのもテンション上がった理由かなあ。その人っぽさ感じるし、何よりみんなシャツ似合うねん。シャツ、自分で着るのも見るのも好きです。

特にアンジェラが後半、男物のシャツ着てたの好きだな～。元の服がずぶ濡れになったから、コンスタンティンの借りてるんだと思うんだけど。彼シャツ萌えシャツモエ～じゃなく、マニッシュなのを着こなすことで、色気になってるのがいい。

でも一番はサタン。着崩した白スーツに素足て。ポケットチーフもしていらっしゃって、ほんと最高の高。絵では足切れたけど。いやビジュアルもいいんですけど、動き出すと底なしの得体の知れなさがあって、ほんと良かった。へたにクリーチャー型じゃなくてよかった・・・。よっぽど凄味があるというか。中の人すごい。

ガブリエル様もはまりすぎていたけどね・・・。この方のお顔、昔見てほんと綺麗だなと思った（その割にはどこの像か覚えていない）アルカイック期の仏像を思い出すんですよね。静かな表情がほとんどなのですが、ラストに行くにしたがって、感情がのってくるとこれまた迫力が。最後、コンスタンティンに殴られての負け惜しみ最高。

ただ、アンジェラ周りがちょっとわかりにくかったかな。妹がなんでコンスタンティンの名前知ってたの？？とか。そこまで引っかかりはなかったですが。まあ、自分で言いますがたいがい流されやすいですからね私。椅子てなんやねん？何すんねん？椅子は椅子だ必要なんだはやくしろ、あ、はい地獄行きに使うんですね失礼しました的な。

厨二心をくすぐる要素満載で、一歩間違えばダダ滑りしそうな気もしますが、こだわりを感じる世界観と、出演者の演技のおかげで地に足ついた感が出て、説得力が出てる気がする。

コンスタンティンと仲間たちの話をもっと見たかったなあ～。それぞれすでに背景がいろいろありそうな人ばっかりだったから、いろいろ妄想しがいのありそうな。

今度はコミックで読んでみようと思います。コミックのコンスタンティンは金髪＋トレンチコートだよ！これまた良いんだわ（エンドレスなので終わる）