GOD’S OWN COUNTRY見ました

塚口サンサン劇場が上映してくれたので。愛してるサンサンさん。景色と絡みがすごい印象に残った。身も蓋もない感想。

でも本当に見て良かった映画でした。男性同士の恋愛という、物珍しさからじゃなくてね、私が今まで見た映画の中で、一番濡れ場がえろいなあ、素敵だなあと思った。 15禁でええの?!と心中キョロキョロしちゃったよ。外見はもちろん不動菩薩。

以下性的性癖だだもれネタバレ含みます。いつも以上に注意

セックスしたいからするという、本能的というか動物的な感じがすごく好きかつ官能的だと思ってます。恋に落ちて、一番好きなものを全身で味わいたくて、その手段としてのセックスっていうね・・・それがめっちゃ表現されてた。劇中に運動としてのセックスも出てきますが、全然違う撮り方をしてるのが好き。監督好きです。(突然の告白)

そして風景。タイトルのGOD’S OWN COUNTRYは、「神の恵みの地」という意味だそうです。物語の舞台であり、ロケ地である英ヨークシャー地方の別名だそう。 本当に美しくて、壮大。

BGMがほとんどなくてね。音といえば風の音、焚火の燃える音、羊の鳴き声とか自然音がほとんど。無音のシーンも多いのですが、綺麗な景色を邪魔されずに自然に・・・その場にいるような感覚で楽しむことができました。やきそばパン(※塚口サンサン劇場は食べ物持ち込み自由)、めっちゃ静かに噛みしめたわ。

あとは、垣間見える人々の描写がすごくよかった。

親しくなる前の二人の距離の伺い方(見てないふりしつつめっちゃ気にしてる)とか、バーでのゲオルゲへのおっさんからの嫌がらせ(ビールのしずくをかける・・・ぶっかけるわけじゃないんだよな・・・何か言われてもしらをきれるぐらいのみみっちさで、不愉快なことすんのよ)とか、投げ出したいけど投げ出せないことがわかってる生活へジョニーが抱える閉塞感や苛立ちとか。

具体例は違うけど、どこかで見たこと・感じたことがある感情で、入りやすかったし共感しやすかった。そこから生まれる、けっして絵空事ではないような、リアルさというか重みが好きです。

でもな・・・ちゃんと夢もあんねん・・・二人のいちゃつきシーン、めっっっっっっっっっちゃ、いちゃついとんねん・・・。パスタのシーン本当にすごかった。パスタ作る→皿に盛る→相手の皿から一口食う→塩を足して混ぜてあげてもう一口食う→オッケー→自分の皿に塩を足して食い始める→すごない?なあ、すごない?!!すごすぎて皿に盛る前に味見せえやとかつっこめない・・・!

劇場版ではカットされてますが、二人でチーズ食べるシーンも好きだな。いろいろと私のドストライクです、ありがとう監督。食欲と性欲にまみれた感想でごめんなさい。人間の3大欲求に忠実です。映画館公開はもう終わってますが、機会があればぜひ。

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